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御在所岳の花々
御在所岳の春は遅く、マンサク(3月下旬)・コブシ(4月上旬)・ミズバショウ(ゴールデンウィーク中)に次いで多くのツツジ科の花が6月上旬頃まで咲く。花は山の麓から山上に向かって徐々に咲いていきます。
山上エリア(標高900〜1200m)咲く時期
花の名前 3月 4月 5月 6月
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬
マンサク
コブシ・タムシバ
タテヤマリンドウ
バイカオウレン
アセビ
ミズバショウ
シロモジ
アカヤシオ
シャクナゲ
シロヤシオ
ベニドウダン
サラサドウダン
イワカガミ
中腹エリア(標高600〜900m)咲く時期
花の名前 3月 4月 5月 6月
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬
マンサク
コブシ・タムシバ
アセビ
ミツバツツジ
シロモジ
アカヤシオ
シャクナゲ
シロヤシオ
ベニドウダン
サラサドウダン
イワカガミ
山麓エリア(標高400〜600m)咲く時期
花の名前 3月 4月 5月 6月
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬
マンサク
ソメイヨシノ
コブシ・タムシバ
ショウジョウバカマ
アセビ
ミツバツツジ
シロモジ
ドウダンツツジ
シャクナゲ
シロヤシオ
シャガ
イワカガミ
アカヤシオ(ヒメツツジ)「ゴヨウツツジ」(ツツジ科)

春、葉の出る前に咲く。ピンク系の花でお客様に一番人気が高く別名「ヒメツツジ」とも言う。 シロヤシオ同様に大きく分類して5枚の葉が車輪状に出ることから「ゴヨウツツジ」ともいう。御在所の春を代表する花とも呼ばれ4月中旬〜5月中旬に中腹から山上に多く分布する。
シロヤシオ(マツハダツツジ)「ゴヨウツツジ」(ツツジ科)

葉が芽吹き、その葉の下からこっそり恥ずかしげに純白の花が咲く。
幹が松に似ているので「
マツハダツツジ」とも言う。
大きく分類して5枚の葉が車輪状に出ることから「
ゴヨウツツジ」ともいう。
山上付近に多く新緑の葉と純白の花のハーモニー。アカヤシオと共に御在所の代表花である。
御在所岳山上では
5月中旬〜下旬頃が例年見ごろを迎える。
マンサク(マンサク科)
春一番、葉が出る前に黄色い花が咲き、3月中旬に麓の温泉街から咲き始める。山上で広く見られる。複雑な花に見えるが、実際は4枚の花弁がよじれているだけ。マンサクの名前は花がびっしりと咲くので“豊年満作”にちなんでつけられたとか春一番に「先ず咲く」が、なまってマンサクになったとか言われています。
コブシ・タムシバ(モクレン科)
コブシ…早春、中腹では4月上旬に咲く。葉が出る前に花が咲き、緑の少ない山肌によく目立つ。
タムシバ…
花弁は6枚、顎片は3枚で白く、小さな花弁のように見える。葉は広被針形で細長く、長さ6〜14cm。コブシとよく間違われるが、タムシバの葉は中央部で最も幅が広いが、コブシはタムシバに比べて幅が広く、先端に近い場所で最も広い点で異なる。
タムシバの枝や葉は噛むと甘いので、サトウシバやカムシバの別名もある。タムシバはカムシバがなまったものである。
シロモジ(クスノキ科)
山上では5月上旬に葉が出る前に小さい花を咲かせ、葉は大きくなると先が三つに可愛らしく分れる。
シロモジは、麓から山上まで全域に広く分布して、ツツジの仲間に次いで多く見られます。
アセビ(ツツジ科)
3月下旬に温泉街から咲き始め、4月下旬には山上まで咲く。南の入道ヶ岳山上にはアセビの大群落があり、県の天然記念物に指定されている。
コバノミツバツツジ(ツツジ科)
温泉街から中腹に多く、4月上旬に葉が出る前に咲く。岩場でよく見られるのでイワツツジとも言われ、山上にはない。小さい葉が3枚ずつ出るのでコバノミツバツツジの名が付きました。
ザゼンソウ(サトイモ科)
4月中旬に山上公園にある「芭蕉池」で、ミズバショウより少し早く咲く。花の外側の仏焔形の苞は黒ずんだ赤紫色で、悪臭がします。苞の中の花序のさまが僧の座禅に似ており、この名が付けられました。
ミズバショウ(サトイモ科)
高層湿原にはえる多年草で群落をつくる。昭和43年10月6日に岐阜県郡上郡高鷲村の蛭ヶ野高原から友情の花として移植された。4月下旬〜5月上旬(ゴールデンウィーク)が見頃。咲き始めは小さく最盛期には20cm以上にもなります。白い部分は花序で仏焔苞状になっており、本当の花はその中の淡緑色の棒状のものです。
バイカオウレン(キンポウゲ科)
4月中旬〜5月上旬、中腹から山上で咲く。山地の半陰地にはえる、常緑の多年草、高さは8〜10cm、根茎がはって繁殖し群生する。梅の花に似ているのでバイカオウレン、葉が5枚なのでゴヨウオウレンとも言われます。
ヒメイチゲ(キンポウゲ科)
5月上旬山上公園に咲く。山地の林内にはえる多年草、高さは6〜10cm、一輪づつ咲き群生はしない。クマザサの根際や岩陰にひっそりと咲くのであまり目立たない。
ショウジョウバカマ(ユリ科)
3月中旬に温泉街で開花し山上公園では4月上旬〜中旬に咲く。早春、新葉の出る前に一本の花茎が伸び花を付ける。咲いた後に花茎は更に伸びる。
イワウチワ(イワウメ科)
3月下旬、やや限られた所にしか咲かず、葉がウチワに似ているところから名付けられた。イワカガミと似ているが葉の鋸歯(きょし)は、尖らずに丸く、葉先の中央部が凹むところで区別されます。
ドウダンツツジ(ツツジ科)
4月下旬、山ろくに若葉の下に壷形の白い花が吊り下げたようにつきます。山地の蛇紋岩地帯によく見られます。ロープウエイ駐車場から蒼滝までの通りにたくさんある。山上では見ない。
ドウダンとは、上に油皿をのせた昔の照明用具・灯台(どうだん)の意味で、やはり花の形にたとえたものだという。また、花がいっぱい咲く様を星に見立て「満天星躑躅」とも書かれます。
ウスギヨウラク(ツツジ科)
5月中旬〜下旬に咲く。ヨウラクは仏教の飾り物の形からきている。中腹から山上に見られるが多くない。葉の裏が白い、近似種のウラジロヨウラクも見られます。
ベニドウダン(ツツジ科)
山上では5月下旬〜6月中旬、葉の陰に赤い房状の花が少しずつ伸びながら咲く。ドウダンツツジの代表種でもある。
サラサドウダン(ツツジ科)
山上では5月下旬〜6月中旬、葉の陰に釣鐘状の淡緑白の花が1個ずつ房状に咲く。ベニドウダンと共に御在所岳を代表するドウダンツツジである。
サラサドウダンは、淡黄色の地に赤みを帯びた筋が縦に入り、これが更紗染めの模様を思わせることから、この名が付けられた。蕾のうちはこの更紗模様は薄いが、花が開くにつれて色が濃くなり、花の最盛期の大木は梢がワインレッドに染まったように華やかになる。
ホンシャクナゲ(ツツジ科)
ツツジ科を代表する花で、日本のシャクナゲでもっとも美しいと呼ばれている。御在所山上には少ないが5月下旬が見頃。
エゴノキ(エゴノキ科)
麓の山野に広く分布し、5月中旬に枝先に1〜6個の白い花が1つずつ下を向いて房状に咲く。若い果実の皮は有毒である。
ムシカリ(スイカズラ科)
虫が好むというのでムシカリ「虫狩」が正式名だが、亀の甲羅のような形をしたちりめん状の葉から別名の付いた、オオカメノキ「大亀の木」のほうが名前を覚えやすい。花は4月〜6月、中央に両性花をつけ小さな花の周りを白い装飾花が取り巻く。秋にはガマズミのような赤い実を付け、葉が真っ赤に紅葉する。
チゴユリ(ユリ科)
5月上旬に山上の林内のやや日陰にはえる多年草。花の高さは10〜15cm、小さな茎の先にやや下を向いて葉に隠れるように咲きます。お稚児さんのようなかわいい百合から名付けられた。
イワカガミ(イワウメ科)
鈴鹿山脈ほぼ全域に分布し、山上では5月上旬〜中旬に咲く。岩場にはえ、葉も茎も革質で光沢があるところからイワカガミという。
タテヤマリンドウ(リンドウ科)
マンサクに次いで、4月上旬〜5月下旬までロングランで咲く。花の色は青、紫、白まで濃淡があり、ハルリンドウの変種とされている。観光リフトの線路上にたくさん咲く。
タテヤマリンドウは日が曇ると萎んでしまい、日が照れば咲くという特徴がある。
アカモノ(ツツジ科)
5月中旬〜下旬、山上に咲く。御在所岳では最も高山性のツツジで花崗岩地帯の日当たりのよい所を好み、小さな群落をつくります。
アブラツツジ(ツツジ科)
山上では5月下旬〜6月上旬、葉が枝先に輪状に集まり、葉の下に花が咲く。花崗岩地帯を好む。
タニウツギ(スイカズラ科)
麓では5月下旬から、山上では6月中旬に咲く。麓と山上とでは約1ヶ月の開花期の差がある。
ガクウツギ(ユキノシタ科)
関東地方以西の山地の沢沿いの斜面や林縁に生える落葉低木で、高さ1.5mほどになる。葉は対生し、長楕円形、縁には浅い鋸歯があり、先は尾状に尖り、光沢がある。葉裏の脈腋に白い毛が密生する。
両性花ははじめ淡黄緑色で、のちに黄色。装飾花の萼片は3個で白色、ときに黄色味を帯びる。
花期:
5月下旬(湯の山温泉街)
コバノガマズミ(スイカズラ科)
5月下旬、麓の湯の山温泉に多く、山上では少ない、実は赤く球形の核果が集り付く。
ツクバネソウ(ユリ科)
5月〜6月にかけて山上に咲く。山地の林内にはえる多年草、下茎は細長く白色で横に這って節が多く、先から茎を一本出して直立する。
リュウキンカ(キンポウゲ科)
ミズバショウが咲き終わる5月頃に咲く。沼地や湿地に生える多年草で岐阜県蛭ヶ野高原からミズバショウと共に移植された。花の名は立金花から来ている。
ヤマツツジ(ツツジ科)
5月中旬、鈴鹿スカイラインに群落する。山上では6月中旬に少ないけど見られます。
コバノトネリコ(モクセイ科)
麓では5月上旬、山上は5月下旬に咲く。初夏の新葉の間から綿のような花を付けます。雌雄異株。別名アオダモ。
タンナサワフタギ(カキノキ科)
山上では6月上旬、幹は灰色ではがれやすく、枝は横に広がる。花は枝の先に花穂状で多数の花を付ける。タンナは発見地である済州島の古名で、沢沿いに生い茂り、沢を蓋(ふた)してしまうところから、この名が付けられた。写真提供「ひとり部」
コアジサイ(ユキノシタ科)
麓では5月下旬に枝先に淡い青紫色の小さなまとまった花が咲きます。林縁の薄暗い所で、温泉街に多く山上でも見られる。
ギンリョウソウ(イチヤクソウ科)
薄暗い林の中では幽霊のようなキノコを思わせることから、ユウレイタケの別名もある. 落ち葉などがたまり、やや湿った山中の日陰地に生える腐生植物。
6月中旬〜下旬、鎌ヶ岳に多く分布する。
写真提供「ひとり部」
ササユリ(ユリ科)
学名:Likium.japonicum(日本特産のユリという意味)名前は葉の形が笹の葉に似ていることから付けられた。
御在所山上での開花時期:
6月下旬
ヤマボウシ(ミズキ科)
落葉性の高木で4枚の白いのは花弁ではなく総包片で花はその中心に1cmほどの球状に集っている。麓の温泉街では5月下旬に見頃となる!
御在所山上にも咲く。。。開花時期:
6月下旬
キンコウカ(ユリ科)
7月初旬山上のロープウェー7号鉄塔周辺の崖っぷちで見られる。長い地下茎をもち、剣状の葉は根生で群生する。
ホタルブクロ(キキョウ科)
6月下旬に山上の朝陽台広場の岩陰で見つけました。山野草に見られる多年草で、茎の高さは30〜80cmにもなります。釣鐘状の白い花を付けます。
シュロソウ(ユリ科)
8月、ススキの生える明るい草地で多く咲きます。茎の下部に古い葉の繊維だけがシュロの幹のように残る。他の草にまぎれ見つけにくい。
シモツケソウ(バラ科)
6月〜7月、湿地や渓谷沿いに咲き、夏の花の少ない時期にひときわ目立って見られる。
ノリウツギ(ユキノシタ科)
6月中旬〜7月上旬、麓から山上まで分布する。初夏の木の花の少ない時期でよく目立つ、山上付近では白いリョウブの花と共に涼しさを感じる。
キンレイカ(オミナエシ科)
7月上旬、山上の限られた所で咲く。明るい山野にはえる多年草、葉はモミジ状で長い柄がある。山上ではやや乾いた岩場などで見られる。別名にハクサンオミナエシがあります。
イワギボウシ(ユリ科)
山上では7月、山地の岩場や渓流沿いにはえる多年草、葉は根生で斜めに開き、長い柄があって基部に紫色の斑紋がある。
コモノギク(キク科)
根出葉を束状につけ、その先端に翌年15〜25cmの花茎が伸びる多年草。菰野山で新種として発見され、その地名が付いた。現在「菰野町の花」になっている。
花期:
7〜9月
ホツツジ(ツツジ科)
御在所岳で最後に咲く(8月下旬)ツツジである。若枝は赤褐色で稜角がある。秋の花は山上から麓へ(温泉街では10月上旬)と咲いていきます。
ダイモンジソウ(ユキノシタ科)
山地の湿った岩場や渓流沿いにはえる多年草で花が大の字に似ているところからその名が付いた。
ジャケツイバラ(マメ科)
茎はつる状に長く伸び鍵状の鋭いトゲがある。蒼滝の下流の自然歩道付近に多い。
ウメバチソウ(ユキノシタ科)
山野の日のあたる所にはえる多年草、数本の花茎が直立し、1枚の葉と1個の花をつける。夏から秋にかけて高さ10〜40cmほどの長い茎が伸び、10月頃に2〜3cmの白い花が咲く。和名の「梅鉢草」は、花の形が梅鉢紋に似ていることから。花期:8〜11月
イナモリソウ(アカネ科)
茎は高さ5〜10cmで全体に軟毛。葉は4枚又は6枚で長さ3〜6cm、葉間に托葉がある。
花冠は長さ2.5cm程。山地にはえる多年草、崖状の地形に見られ、
湯の山温泉の稲森谷で新種として発見されたことから、その名が付いた。花期:5〜6月
アキノキリンソウ(キク科)
日当たりのよい山野に咲く多年草、直立し細長い、下部は紫黒色で花の少ない8月山上で咲き始める。
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